【 昭和41年度決算特別委員会(準公営・一般)昭和42101112-1121日−09号 】

     藤岡信雄委員 ただいま天王寺公園の若干例を引かれたんですが、これは私の地元の公園でありますのであまり言いたくないんですが、実は天王寺公園について昼間でも、夜間になるとおとなであつても歩けません。あそこは。現在昼間であつても女の方なんかはとてもやないけども天王寺公園で、これは市民のいこいの場だと、こういうような形にならないと思うんです。私のいま手許に天王寺署と浪速署両方から取り寄せた資料がございますが、いろいろな問題が起こつています。この問題について部長さんは今後どう対処されるお気持か、この点お聞かせ願いたい。

◎加藤公園部長 天王寺公園のお尋ねでございますが、天王寺公園は明治42年の10月の開設になつておりまして、本市としても最も古い公園であります。その後動物園が編入されたり、あるいは慶沢園、あるいは茶臼山が編入されたりいたしまして、現在は23ヘクタールほどございまして、そのうちの半分近くが動物園になつております。この公園の整備についていろいろわれわれも問題にしているわけでございますが、この公園は非常に古い公園のために大半が動物園であり、しかも美術館があり、あるいは図書館があり、あるいは音楽堂があり、しかもその公園の当時としては非常にモダンな、日本としても非常に斬新的な公園の設計であります、例のまん中の沈床花壇と申しますか、フランス式の非常に当時としてはいい公園であつたわけでございますが、しかしそういう狭い地域にそういつた建物が非常にたくさん建つてることと、それから大部分が沈床花壇に占められてるために、非常に通路的に利用されて、市民の方があそこでゆつくり腰をかけて遊べるという公園の様相でなくなつたわけであります。私どもとしましても、やはり昔の公園としてはりつぱであつたと思いますけれども、現在の公園の様相としては、やはり市民の大多数のいこいの場所として、あるいは非常に中心的ないい場所でございまするのでもう少し静かな境地、美しい境地に改造しなけりやならんだろうという考えで進んでおつたわけでございますが、たまたまあそこの地区は市内の非常な中心でございますので、都市の開発が非常に目まぐるしく進んでまいりまして、一時はあそこに地下駐車場ができるんじやないだろうかという話まで持ち上がりまして、一応整備計画もそれにあわせてやろうじやないかということもあつたようでございますが、その後前のほうが都市計画街路の拡幅という問題が出たりいたしまして、それからうしろのほうは阪神高速道路公団の高速道路が動物園の横をかすめ、あるいは西側をかすめる、あるいは北側をかすめるという問題がどんどん出てまいりまして、同時に図書館というようなものの改築問題もそろそろ持ち上がつておりまして、われわれとしても全体の計画を立ててやるには、そういうものの行末をもう少し見きわめてからという考え方から、維持補修と申しますかそういう問題だけにいままで終始してきたのがご指摘のとおりああいう状況でございます。皆さんのほんとうの利用のできないような公園になつておるわけでございますが、これをわれわれとしましては、大体付近の都市の改造の計画も固まつたようでございますので、いまの公園を改造しなければ、あのような状態でやはり通行だけの公園になるおそれがありますし、また茶臼山という問題も非常にあそこの地理的から見ますと寸断されてる場所で、つなぎ合わせることも非常にむつかしいので、あるいは動物園に編入しようという考え方も持つておりますし、できるだけ早期に地区の開発も大体見きわめもつきましたので改造いたしたいという考えで進んでおります。ただ問題はその間におきましてああいう特別な地区でございますので、非常ないろいろなトラブルが起きるわけでございますが、照明を明るくしろといういろんな要望もございますので、まだまだ足りないと思いますけれども、ほかの地区の2倍から3倍のルツクスを持つた、明るさを持つた公園にしてございます。しかしそれもすぐ電気を割られるというので、われわれしょっちゅう追い回されてる状況でございます。なお中に浮浪者とか何かのいろいろ犯罪のおそれもございますので、私どもは警察のほうの協力を得まして、中にいままでいろいろ露店、あるいはああいう占いみたいなものが入つておつたわけでございますが、そういうものを極力排除いたしまして、できるだけ市民の方にご迷惑かけないようにいたしたい。何ぶん広いところでございますし、われわれの手の届かない、目の届かないところに行くものでございますので、ある程度未整備のところは一応有刺鉄線でも張つて、入らないようにしながら整備を進めていきたいという考えで、万博までにはせめてまん中の沈床花壇のバラ線ぐらいはもうはずしてしまいたい。そうして市民の方があの中で、みんなが見えるようなところで休養できたならば、わざわざ横のほうまでいかんだろうという考えで、そういう決心を固めておる次第でございます。いましばらくの間ちょっとお待ち願いたいと思います。

◆藤岡信雄委員 ただいま公園部長さんのご回答を承りましたが、ここで私はもう一度総合計画局長さんに、新世界を含む天王寺公園付近の今後の展望はどうなつておるのか、その点お伺いしたいと思います。

◎福山総合計画局長 お答えいたします。

 ご承知のように交通局の霞町の車庫はいまはもう不要になりまして撤去の問題が出ております。私どもやはりあの跡地の利用というようなことの問題もあるわけでございまして、いろいろあの土地の希望者もございますけれども、私どもといたしましてはやはりあのブロツク一つを考えないで、いまおっしゃいましたように天王寺公園といいますか、西門から恵美須町、それから霞町、それから天王寺というあの大きなブロツクの中で、あれをどういふううにしたらいいか、あれと公園とどういうふうにしたらいいか、あれと公園とどういうふうに結びつけるか、これは私どもも公園部のほうにもいろいろ調査してもらつておるわけですが、公園部のほうでじやんじやん横丁の下にトンネルでもつけりや、動物園の拡張にもなりますし、そういういろんな使い方が考えられると思いますので、その大きなブロツクの中でこの霞町の車庫をどういうふうにしていつたらいいかということで、全体的なにらみ方で考えてるわけでございまして、特にいま天王寺公園のお話が出ましたけれども、場所が場所でございますので、それも公園部長が言いましたように茶臼山、あるいはそういつたもの全部ひつくるめましてどういうふうな利用にしていつたら一番いいのかということを現在検討中でございます。大体私どもはそういう大きなブロツクで一つの総合開発を考えたいというように考えております。

◆藤岡信雄委員 天王寺公園も新世界を含むそういつた総合開発で明るい町になるように皆さんで連絡をとりながら努力をしてもらいたいと思います。