【 平成8年3月定例会常任委員会(計画消防)-0327日−02号 】

◆藤岡信雄委員 そこで、なぜこんなことをお聞きをしておるんか。大阪市が、地元の方々が18件の権利者だと私は思っておりますが、その18件の権利者が自分で土地を出す、その土地を大阪市に寄附をするんですな。これは後ほど市長さんがお越しになったら、法の下に平等ということで、行政あまねく公平でなくちゃならん。こんな観点からお尋ねをいたしていきたいと思っております。

 さらに、今先ほど来、それの新今宮というところの駅がございます。関西空港からJR難波へ来るまでに新今宮駅、これはとまりますな、関空から来たら。その新今宮を下車していただいて、今度はジャンジャン町に入っていく。きょうは時間が、単刀直入にこれから聞かせていただきます。その新今宮を周辺整備するために、今度はジャンジャン町の人が、今写真でお見せしたように、全く犠牲にならなくちゃならん。この点について、いや、犠牲にはいたしておりません。この前も私は予算市会でも述べておりましたが、このジャンジャン町の人が、幾ら関西新空港で大阪市が出資をしているか知りませんけれども、そういったために地域住民を泣かす、これは一体何事なんですか。一遍、私はまず第1番にお答えを願いたいと思っておるんですが、この霞町車庫跡、おたくの方が今一生懸命に、関空の関連や、関空の関連やいうて信託に委託して、関西空港にも、今度はこれだけの出資をして、そして鉄道もアクセスもふやして、この間、湊町の何か一生懸命やってらっしゃいましたが、その陰にあって、どんなことが起こってきているんか。

 ここに交通局の方、どなたかいらっしゃいますか。交通局の方に、信託グループに霞町の車庫跡の払い下げをした土地は幾らですか。価格、平米単価何ぼですか、一遍ちょっと答えてください。

◎加藤交通局副理事 ご答弁申し上げます。

 今、委員ご指摘の処分ということでございますが、土地信託事業でございまして土地そのものは信託銀行に今信託をいたしまして、その土地を、この霞町土地信託事業につきましては、その管理運営型の部分と、建物を建てまして土地と一体になりまして売却をする処分型信託と併用の信託でございます。多分お尋ねの件は、その処分型信託の売却ということだと考えます。先ほど申しましたように、処分型でございますので、土地と建物とあわせて金額として出るわけでございますが、その内訳としまして、私ども確認しておりますというんですか、予定をしております部分でございますが、一応平米40万円ということで聞いております。

◆藤岡信雄委員 その霞町車庫跡に関西空港が新しく拡張して、これから空港関連で一生懸命立派な周辺、見やすいようにつくるんだと、こんなことを言って、平米単価40万ですね、わかりますか。40万とお答えになったんですが、じゃあ、今ジャンジャン町の住民にお示しになった価格は幾らですか。

◎加藤交通局副理事 お答え申し上げます。

 ただいま交渉中と申しますか、でございまして、必ずしも交渉中の価格をこういった場でお話するのはどうかというところもございますが、一応60万円という価格を提示させていただいているところでございます。

◆藤岡信雄委員 私は、きょう、なぜ佐々木助役さんにご出席を願ってるんか。平米単価20万円という価格の差があるんですね、これはどうしたんですか。その前には、霞町車庫跡のジャンジャン町の前には、地域住民に売却しますがいうことで、一応曲がりなりにしても、浮浪者が、浮浪者と言うと語弊ありますがね。何と表現したらいいんですか、そういった人が、いろいろ霞町に不法占拠をしないように管理したのは交通局だけではないでしょう。毎年暮れになってきたら、ちょうちん持って、拍子木つらえて夜警に回っておるのはどこの住民ですか、どこの住民なんですか。そうして売るようになってきたら、今度は20万円も差がつく。これはどんなわけですか。その理由と根拠をここへ示してください。

◎加藤交通局副理事 お答え申し上げます。

 土地の価格につきましては、所在地が近接をいたしておりましても、形状あるいは大きさ等によって差が生じておるところでございます。また、特に大きさ、形でございます。土地が近接しておりましても、特に用途地域が商業系の地域でございます場合には、形状あるいは大きさが同じでございましても、どういった通りに面しておるのか、あるいはどういった通りを活用する通路として使うことになるのかということで大きな差が生じておるところでございまして、その40万円と60万円という差あるいは土地全体の利用計画といったことも勘案をして定められております。こういった点を検討いたしまして、それぞれの価格を算出いたしたところでございます。

◆藤岡信雄委員 あなた、そのように答弁されるんだったら、ジャンジャン町とあの建物と交通局の、今度は電車どめのコンクリートをどう答弁なさる。どないして表と裏とが共通で利用できるんですか。あそこに深さ何メートルのコンクリートを建設なさった。お調べになっておったら、直ちにここでお答え願いたい。幅何ぼで深さ何メートルと。

◎加藤交通局副理事 ご答弁申し上げます。

 ただいま、ちょっと手元に資料はございませんので、数字については、またお知らせをしたいと思いますが、もともと市電車庫の跡地でございまして、大きなコンクリートの永久構造物でございますが、地下にもかなり大きな構造物として構築されております。

◆藤岡信雄委員 その構築物があって、今その構築物があるために、車庫跡に大きな境界線かつくられておる。これをどうして、前面との価格格差はないということができるんですか。あれ何メートルか、資料が手元にございませんというようなね。交通局ね、あの深さは5メートルですよ、厚さ1メートル。そうしたら、今度目、5メートル、横幅1メートル、私は事実これを掘ってみたんですからね。どのようにして表の土地と共通だと、こうなるんですか。それを擁壁の中の表の堺筋線に面した方の土地が、出入りできるような土地が安いどうにもこうにも出入りできない、大きなコンクリートを取らな、あんたとこ、ここで価格提示してますがね、これでは到底撤去もできない。そうしたら、この一体20万円も価格が高いとは、一体これは何事ですか。どうして、それ撤去されるんですか。だれが撤去するんですか。そしてもう1点、その撤去に関して家が壊れたり、ゆがんだりした場合、どこが補償するんですか。関西新空港ができて電車が入ってくるんだから、あなたら、どんなことをされても泣きなさいよ、黙ってなさいよと言うんですか。

 さらに次に聞きますが、交通局で、ジャンジャン町のあの商店街が家が壊れてきた。あなた、担当の局長なりだれでも結構ですが、果物かご持って、えらい済みません、工事で迷惑かけてます、こんなこと言うてお見舞いに行ったとこありますか、あるならあると答えてください。

◎加藤交通局副理事 ご答弁申し上げます。

 私ども、信託事業で実施をいたしておりますが、受託銀行でございます東洋信託あるいは施工業者、それぞれが現場対応というんですか、やっていただいておると思っておりますが、私どもといたしましては、果物かごを持って近接のところへごあいさつに行ったということはございません。